🏠 ケアマネ講座トップ

社会資源とは?フォーマルとインフォーマルの違いをわかりやすく|3つの会議・内的資源

福祉サービス分野/第70講の解説記事 | 更新:2026年

🎧 この単元は音声講義でも学べます 第70講「社会資源」を聴く ▶

社会資源とは、社会に存在し、社会生活上のニーズの充足や問題解決のために利用されるさまざまな資源のこと。施設・機関・資金などの物的資源、専門職・家族・ボランティアなどの人的資源、制度・政策・法律などの制度的資源に加え、知識・技術・情報も含まれます。さらに、利用者自身のもつ可能性や能力は内的資源とよばれ、これも社会資源の一つです。試験ではフォーマルとインフォーマルの特徴を入れ替える問題(第16回)と、別居の子どもや親戚も資源に含まれる(第11回)が定番。対比で覚えれば確実に得点できる単元です。

ここだけ覚える

社会資源の分類(フォーマルとインフォーマル)

過去問(第16回-問58):「インフォーマルサポートは、画一的になりやすいものの、安定した供給が可能」=×。それはフォーマルの特徴。インフォーマルは柔軟だが安定供給が難しい

社会資源のネットワーク(3つの会議)

社会資源の調整(=ケアマネジメントの役割)

介護支援専門員が活用する社会資源

過去問(第11回-問58):「要介護者の別居中の子どもや親戚、近隣等の資源は、インフォーマルサポートには含まれない」=×含まれる(ただし個々の要介護者の状況によりその機能は異なる)。

音声で一気に整理したい人は、無料の講義から。

▶ 無料の第1講を受ける ✍ 一問一答で力だめし

よくある質問(FAQ)

フォーマルサービスとインフォーマルサポートの違いは何ですか?

提供主体による分類です。フォーマル分野は行政・社会福祉法人・医療法人・企業・NPO法人などで、公正性・専門性が高く安定供給が可能な一方、画一的になりやすいのが特徴。インフォーマル分野は地域の団体・組織、友人、近隣、親戚、家族などで、柔軟な対応が可能な一方、専門性が低く供給が不安定です。第16回試験では「インフォーマルサポートは画一的だが安定供給が可能」=×(それはフォーマルの特徴)が出題されました。長所と短所を入れ替える問題が定番です。

NPO法人はフォーマルとインフォーマルのどちらですか?

一概には決まりません。フォーマルとインフォーマルの境界線ははっきり引けるものばかりではなく、社会福祉法人やNPO法人、地域の団体・組織などは、介護保険制度に基づくサービスを提供する場合はフォーマル、制度に基づかないサービスを提供する場合はインフォーマルに分類されます。「誰がやるか」だけでなく「制度に基づくかどうか」で見るのがポイントです。

地域ケア会議とサービス担当者会議はどう違いますか?

対象の広さが違います。地域ケア会議は、地域内の専門機関や専門職、民生委員や町会関係者などが集まり、情報交換や多職種・多機関連携を図る「地域全体」の会議。ネットワーク会議は、専門職に加えて地域住民や事業者が集まり、地域内の福祉課題の検討を行います。これに対してサービス担当者会議は、特定の利用者の支援にかかわる関係者が集まり、情報や支援方針の共有、連携やチームワークの促進を図る「個別ケース」の会議です。「特定の利用者」という語があればサービス担当者会議、と判別できます。

社会資源の調整はなぜケアマネジメントの役割なのですか?

フォーマルサービスもインフォーマルサポートも、それぞれサービスの提供はしますが、それらを利用者の立場で効率的に調整する機能はもっていないためです。とくにフォーマル分野とインフォーマル分野の間の調整は難しく、支援ネットワークの構築にあたり社会資源間の調整をしていくことがケアマネジメントに求められる役割であり、介護保険制度にケアマネジメントが導入された理由ともいえます。既存の社会資源でニーズが充足されない場合には、新たな社会資源の開発も視野に入れる必要があります。

別居している家族も社会資源に含まれますか?

含まれます。介護支援専門員が活用するインフォーマルサポートとしての「家族など」には、単身・同居の場合だけでなく、別居の子どもや親戚なども含めて、その社会資源的な機能を把握することとされています。第11回試験では「別居中の子どもや親戚、近隣等の資源はインフォーマルサポートには含まれない」=×が出題されました。ただし、個々の要介護者の状況によりその機能は異なります。あわせて、利用者自身の能力・資産・意欲といった内的資源の活用も介護支援専門員に求められています。

本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。掲載内容は執筆時点の情報にもとづく学習用の解説です。制度・定義などは改定されることがあるため、最新・正確な情報は教科書や公式サイトでご確認ください。