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バイタルサインと主な検査値の見方|体温・脈拍・血圧・呼吸・意識・検査値
ケアマネ試験対策/保健医療サービス分野
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バイタルサインは、体温・脈拍・血圧・呼吸・意識レベルの5つ。命の状態を映す基本データです。試験では各基準値、血圧の最新ルール(2025年改定)、特徴的な呼吸と意識レベル(JCS)、検査値の読み方が問われます。数字と「どの疾患で異常になるか」を整理します。
ここだけ覚える
バイタルは体温36.5±0.5℃・脈拍60〜85(頻脈100以上/徐脈50未満)・血圧・呼吸成人12〜18(高齢者15〜20)・意識清明の5つ。血圧は2025年改定で診断140/90以上は据え置き、降圧目標が全年齢で診察室130/80・家庭125/75未満に統一。特徴的な呼吸は起座=左心不全/口すぼめ=COPD/下顎=臨死期/クスマウル=糖尿病性ケトアシドーシス。意識はJCS(数字が大きいほど重度)。検査値は白血球(細菌↑ウイルス↓)・CRP(炎症↑)・AST/ALT(肝)・Cr(腎)・LDL/HDL(脂質)・HbA1c(過去1〜2か月の平均血糖)。ホルター心電図は日常生活中=臥床不要。
バイタルサインとは(5つの指標)
バイタルサインは、生命の維持にかかわる体温・脈拍・血圧・呼吸・意識レベルの5つです。まずは基準値を押さえます。
- 体温=36.5±0.5℃。37℃以上で高体温、34℃以下で低体温。高齢者は基礎代謝が下がり平熱は低め。
- 脈拍=ふつう手首の橈骨動脈で測る。100以上で頻脈、50未満で徐脈。触れなければ頸動脈・股動脈で。
- 血圧=動脈の壁にかかる圧力。上が収縮期、下が拡張期。基準は次章へ。
- 呼吸=成人12〜18回/分、高齢者15〜20回/分。25以上で頻呼吸、9以下で徐呼吸。
- 意識レベル=清明(はっきり目覚めている)が正常。詳しくはJCSで評価。
ひっかけ注意
高齢者は感染症でも
発熱しないことがあり、発熱の高さと重症度が一致しないことがあります。原因不明の
不明熱も多いのが特徴です。
血圧の見方と2025年の最新ルール
血圧は出題の中心です。2025年に日本高血圧学会のガイドラインが改定され、どこが変わって、どこが変わっていないかがねらわれます。
- 正常血圧=120/80mmHg未満。
- 高血圧の診断基準=診察室で140/90mmHg以上(2025年改定でも据え置き)。
- 降圧目標=診察室130/80mmHg未満、家庭125/75mmHg未満(2025年改定で全年齢に統一・引き下げ)。
- 左右差=大動脈疾患や進んだ動脈硬化では差が出ることがあり、左右両方で測定する。
- 起立性低血圧=起立後3分以内に収縮期20・拡張期10mmHg以上低下。飲酒・降圧薬・利尿薬も原因。
ひっかけ注意
変わったのは
降圧目標であって、
診断基準(140/90以上)は据え置きです。「診断基準が130/80に引き下げられた」は
誤り。診断は据え置き・目標は統一、と覚えます。
呼吸と特徴的な呼吸(疾患とセット)
呼吸数の異常に加え、呼吸の型と原因疾患の組合せが頻出です。酸素不足では爪や唇が紫色になるチアノーゼがみられます。
- 起座呼吸=横になると苦しく、起き上がると楽=左心不全の徴候(喘息・肺炎でも)。
- 口すぼめ呼吸=口をすぼめて吐く=COPD(慢性閉塞性肺疾患)。
- 下顎呼吸=顎であえぐ=臨死期(多くは1〜2時間で死亡)。
- チェーンストークス呼吸=頻→徐→無呼吸の周期=脳血管障害・心不全の重症時。
- クスマウル呼吸=異常に深い規則的な呼吸=糖尿病性ケトアシドーシス・尿毒症。
- ビオー呼吸=不規則に呼吸と無呼吸=髄膜炎・脳腫瘍。
ひっかけ注意
「心不全による呼吸困難は、横になると軽くなる」は
誤り。逆で、横になると苦しく座ると楽になる
起座呼吸が左心不全の徴候です。
意識レベルとJCS(ジャパン・コーマ・スケール)
意識は清明→傾眠→昏迷→昏睡の順に悪化します。詳しく評価するのがJCS(3-3-9度方式)です。
- 1桁(1〜3)=刺激しなくても覚醒している。
- 2桁(10〜30)=刺激すると覚醒するが、やめると眠る。
- 3桁(100〜300)=刺激しても覚醒しない。
- 別の評価法にGCS(グラスゴー・コーマ・スケール)がある(開眼・言語・運動で評価)。
ひっかけ注意
JCSは
数字が大きいほど意識障害が重くなります。「数字が小さいほど重い」は
誤りです。
検査と主な検査値の読み方
医療機関で行う検査は、まとめて臨床検査といい、検体・生理機能・画像・体格測定に分かれます。検査値は数値の暗記よりどの疾患で増減するかが大切です。
- 生理機能検査=心電図など。24時間測るホルター心電図は日常生活中の検査で臥床不要。
- 画像検査=胸部X線(肺・心臓)、CT・MRI(脳血管障害・認知症)。
- 体格測定=BMI18.5〜24.9、腹囲は男85・女90以上で腹部型肥満。
- 白血球=細菌感染で増加、ウイルス感染で減少。CRP=炎症・組織破壊で増加。
- 肝はAST・ALT・γ-GTP、腎はCr、脂質はLDL(悪玉)↑・HDL(善玉)↓で動脈硬化。
- HbA1c=採血時の血糖ではなく過去1〜2か月の平均血糖を反映。
ひっかけ注意
「ホルター心電図の検査中は安静臥床が必要」は
誤り。ふだんの生活の中で24時間記録する検査です。また「HbA1cは採血時の血糖を表す」も
誤り(過去1〜2か月の平均)。
覚え方
- バイタル5つ=体温・脈拍・血圧・呼吸・意識
- 血圧2025=診断140/90は据え置き・目標130/80に統一
- 起座=左心不全/口すぼめ=COPD/下顎=臨死期/クスマウル=糖尿病
- JCS=数字が大きいほど重い
- 検査値=どの疾患で増える・減るかで押さえる
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この単元は「バイタル5つの基準」「血圧の2025年改定」「特徴的な呼吸とJCS」「検査値の読み方」が狙われます。声と差し棒で要点を解説する講座なら、数字や組合せが記憶に残りやすくなります。各単元は順次公開予定。まずは無料の第1講と一問一答からどうぞ。
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よくある質問
バイタルサインとは何ですか?
体温・脈拍・血圧・呼吸・意識レベルの5つを指します。生命の維持にかかわる基本データで、体温は36.5±0.5℃、脈拍は60〜85回/分(100以上で頻脈・50未満で徐脈)、呼吸は成人12〜18回/分(高齢者15〜20回/分)、意識は清明であることが正常です。
血圧の基準は2025年にどう変わりましたか?
高血圧の診断基準は診察室140/90mmHg以上のままで据え置きです。変わったのは降圧目標で、2025年改定により全年齢で診察室130/80mmHg未満、家庭125/75mmHg未満に統一・引き下げられました。「診断基準が引き下げられた」は誤りです。
起座呼吸はどんな病気のサインですか?
横になると苦しく、起き上がると楽になる呼吸で、左心不全の徴候です。気管支喘息や肺炎でもみられます。「心不全の呼吸困難は横になると軽くなる」は誤りで、逆になります。
JCSは数字が大きいほど重いのですか?
はい。JCS(ジャパン・コーマ・スケール、3-3-9度方式)は数字が大きいほど意識障害が重くなります。1桁(刺激なしで覚醒)→2桁(刺激で覚醒)→3桁(刺激しても覚醒しない)の順に重度です。別の評価法にGCSもあります。
HbA1cは何を表しますか?
過去1〜2か月の平均的な血糖の状態を反映する値です。採血したときの血糖値を直接表すわけではありません。糖尿病の管理状態を見るのに使われます。
本記事は学習の補助を目的とした情報提供です。バイタルの基準値や血圧のガイドライン(日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」)など、医学的な数値や基準は改訂されることがあります。最新の内容は必ずお手元の教科書・公式資料でご確認ください。本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。