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褥瘡(床ずれ)への対応|程度の分類・好発部位と予防のポイント

ケアマネ試験対策/保健医療サービス分野
🎧 この単元は音声講義でも学べます第40講「褥瘡への対応」を聴く

褥瘡(じょくそう)は「床ずれ」ともいい、寝たきりの高齢者によくみられます。試験では、程度の分類、好発部位、発生要因、そして予防と対応の方法がねらわれます。とくに「仙骨部が最多」「体位変換は2時間(寝具使用時は4時間)」「発赤部位はマッサージしない」などの数字・ひっかけを整理しておきましょう。

ここだけ覚える

褥瘡は持続的な圧迫で血流が阻害され組織が壊死するもので、程度はⅠ〜Ⅳ度(Ⅳ度は筋肉・骨まで)。好発部位は仙骨部が最多(半数超)、側臥位は大転子部、車いす座位は肩甲骨部・肘関節部・殿部。予防は体位変換を基本2時間(体圧分散寝具使用時は4時間)ごと、清潔保持、栄養管理。低栄養は血清アルブミン3.0g/dL以下・ヘモグロビン11.0g/dL以下でリスクが高まる。発赤部位はマッサージせず円座は現在使わない

褥瘡とは

褥瘡は、皮膚に長時間圧力がかかることで血流が阻害され、皮膚や皮下組織が壊死するものです。

褥瘡の程度による分類(Ⅰ〜Ⅳ度)

褥瘡は、壊死の深さによって4段階に分けられます。数字が大きいほど深く、重くなります。

ひっかけ注意
「Ⅳ度は表皮のみ」は誤り。表皮のみにとどまるのはⅠ度で、Ⅳ度は筋肉や骨組織まで及ぶ最も重い段階です。

褥瘡の発生要因(直接的・間接的)

直接的要因は、寝たきりなどによる皮膚への持続的な圧迫です。これに3つの間接的要因が相互に影響します。

ひっかけ注意
低栄養は褥瘡発生の重要な要因の一つ。目安として、血清アルブミンが3.0g/dL以下、または血中ヘモグロビンが11.0g/dL以下になると褥瘡発生リスクが高まります。

褥瘡の好発部位(仰臥位・側臥位・座位)

好発部位は仙骨部が最も多く、半数以上を占めます。体位ごとに整理しましょう。

ひっかけ注意
「好発部位で最も多いのは踵骨部」は誤り。最も多いのは仙骨部で、半数以上を占めます。横向き(側臥位)では大転子部がキーワードです。

褥瘡の予防(体圧分散・清潔保持・栄養管理)

予防は、本人の状態と発生要因を分析してリスクを予測し、皮膚の観察を怠らないことから始まります。

褥瘡への対応(栄養補給・連携・注意点)

褥瘡ができてしまった場合は、早期発見にもとづく適切な治療・看護のもとで対応します。

ひっかけ注意
発赤部位へのマッサージは避けます(重症化させるため)。マッサージは発赤部位を避け、その周辺の健康な部分に行います。また、かつて使われた円座は局所を圧迫してかえって悪化させるため、現在は使いません

覚え方

🎙️ 動画でも学ぶ(無料)

この単元は「程度の分類(Ⅰ〜Ⅳ度)」「好発部位(仙骨部・大転子部)」「体位変換の時間(2時間・4時間)」「発赤はマッサージしない」が狙われます。声と差し棒で要点を解説する講座なら、部位や数字が記憶に残りやすくなります。各単元は順次公開予定。まずは無料の第1講と一問一答からどうぞ。

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よくある質問

褥瘡(床ずれ)とは何ですか?
皮膚に長時間圧力がかかって血流が阻害され、皮膚や皮下組織が壊死するものです。圧力がかかった部位の発赤から始まり、進行するとただれ・水疱・びらんがみられ、皮膚潰瘍を形成します。細菌感染で敗血症になったり、たんぱく質が失われて低栄養になるなど、生命にかかわることもあります。
褥瘡の好発部位で最も多いのはどこですか?
仙骨部(骨盤の後ろ中央)が最も多く、褥瘡全体の半数以上を占めます。仰臥位では仙骨部・後頭部・肩甲骨部・肘関節部・踵骨部、側臥位では大転子部・外踝部など、座位では殿部(坐骨部)などが好発部位です。車いす座位では肩甲骨部・肘関節部・殿部にできやすくなります。
体位変換はどのくらいの間隔で行いますか?
自力で体位変換できない場合、基本的には2時間ごとに体位変換を行います。エアーマットなどの体圧分散寝具を使用する場合は、4時間程度ごとでよいとされています。あわせて、皮膚の観察を怠らないことが大切です。
低栄養と褥瘡にはどんな関係がありますか?
低栄養は褥瘡発生の重要な要因の一つです。低栄養状態が続くと筋肉や脂肪組織が減って骨が突出し、むくみで血液循環が悪くなるため、褥瘡ができやすくなります。目安として、血清アルブミンが3.0g/dL以下、または血中ヘモグロビンが11.0g/dL以下になるとリスクが高まります。
発赤がみられたら、その部位をマッサージしてよいですか?
発赤部位へのマッサージは褥瘡を重症化させるため避けます。マッサージは発赤部位を避け、その周辺の健康な部分に行います。また、かつて使われた円座は局所を圧迫してかえって悪化させるため、現在は使用しません。
本記事は学習の補助を目的とした情報提供です。褥瘡の予防・対応の適切な方法は、利用者の状態によって異なります。発赤や褥瘡がみられた場合、また実際のケアにあたっては、医師・看護師・管理栄養士などの専門職と連携・相談してください。試験に関わる制度・数値(体位変換の間隔や検査値の目安など)は改訂されることがあるため、最新の内容は必ずお手元の教科書・公式資料でご確認ください。本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。